ダナーライトと共にダナーの双璧を築いたダナーエクスプローラー。
その一番の特徴はサイドアッパーにコーデュラナイロンではなく
スエード生地を採用し、ワークブーツでありながらもラグジュアリーさと融合させたところです。
そんなおしゃれ生地、スエードは意外と手入れが面倒です。
本記事では、スエード生地のメンテナンス・お手入れの方法を
ツラツーラと解説していきます。
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スエード生地とは
スエードとは
子羊や子牛の皮の内側をサンドペーパー等で起毛させた柔らかい革のことをいいます。
スエードという言葉自体はフランス語のようです。
皮の内側を起毛させているため、独特の光沢感た温かみがあります。
丈夫な素材のため、靴やバッグ等に用いられることが多いです。
ただし、毛足があるため汚れが入り込みやすく
一度汚れてしまうとなかなか取れません。
加えて、経年によって退色しやすく、手入れを怠ると起毛部分が寝てしまい
独特の風合いが損なわれてしまうという弱点があります。
ダナーエクスプローラーのスエード生地のメンテナンス
本日のメンテナンスはコチラです。
2010年復刻モデルのダナーエクスプローラー30600xです。
8年近く履いているとやはりスエード部分の退色が気になってきます。
新品と比べると一目瞭然ですね。
今回は補色も踏まえたスエード生地のメンテナンスを紹介します。
工程としては
- 汚れ落とし
- 補色
- 防水加工
の3ステップです。
早速紹介ましょう。
1.汚れ落とし
まずは専用のスエードブラシを使って、起毛させながら奥に入り込んだ汚れを落としていきます。
ゴム製です。へらで際の汚れを落とします。
中央の突起で起毛させながら汚れを落とします。
端の部分は同様に細かい部分の起毛と汚れ落としです。
裏には起毛&さらに汚れ落とし用にワイヤーブラシがあります。
黒ずんだ汚れはコチラで落としやすいです。
優しくブラッシングしながら起毛させて、汚れを落としていきます。
2.補色
続いて補色します。
今回はこちらの商品を使いました。
スプレータイプの補色材もありますが
靴の一部分にスエードが使われているため、スプレータイプでは大掛かりなマスキングが必要になってしまいます。
その上、塗る範囲が狭いため、塗り斑が生じやすくなってしまいます。
そういった点で、スタンプタイプのこちらの商品は非常に使いやすかったです。
こんな感じのヘッドになっており、押し付けると中にある染色液が染み出てくる仕組みです。
こんな感じでポンポンスタンプしていきます。
色の濃さもスタンプする回数で調整が効きます。
端の細かい部分には染色液に綿棒を浸して着色しました。
左が補色前、右が補色後です。
乾く前なのでかなり色が濃く出ていますが、確実に緑味が戻ってきているのが分かります。
両足共に塗り終わったら十分に乾燥させて色味を見ます。
色味が足りないようであれば再度補色を行ってください。
3.防水加工
スエードが汚れやすいのは起毛部分に水分と一緒に汚れが浸透してしまうからです。
よって、水を防ぐということは汚れを防ぐことになります。
しかし、通常の防水スプレーではスエードの起毛部分が寝てしまうことが多く
質感が損なわれてしまう可能性があります。
そこで私が愛用しているのはこれです。
これを使用すれば、起毛部分が寝てしまうのを防いで且つ
スエード生地に栄養を与えることができます。
20cm程度離してから対象範囲に散布してください。
スプレーを終えたら再度スエード用ブラシで起毛させたら完成です。
仕上がり
写真ではわかりにくいですが、かなり色が濃くなり、退色を補修することができました。
新品のあの時のような濃い緑色にはなりませんでしたが
まとめ
いかがでしたでしょうか。
エクスプローラーだけではなく、この方法でどのスエード製品もメンテナンスが可能です。
特に色あせたスエードを補色したいのであれば
Famacoの補色液は非常におすすめです。
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この記事の著者|Ryosuke Kawamura
GreenEchoes Studio代表/GreenTimesライター
新潟市中央区にあるWEBサイト運営事業「グリーンエコーズスタジオ」の代表をしています。
このサイトはすべて代表である河村の趣味であるブーツを徹底的にレビューしています。
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- 連絡先:info@greenechoes-studio.com
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