「染めQ」って知っていますか?
通常のスプレー塗料とは違って
染めたような色合い、質感になるというスプレーです。
靴やスニーカー、パンプスの色をもとに戻すだけでなく、色を変えるといったリメイクにも使えます。
その気になれば車内の内装も変えることが出来ます。
本日はそんな万能スプレー染めQで
使い古した靴・スニーカーを復活させる方法を紹介します。
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染めQとは粒子の細かいスプレー塗料
ナノ単位の粒子が素材の表面に密着し、まるで染めたかのような仕上がりに。
その密着力は、引っ張っても、ねじっても、割れたり剥がれたりすることはありません。
超速乾で作業性も抜群。革製品のカラーチェンジにも、古く色あせたものの補修にも最適です。出典:染めQホームページ
「まるで染めたかのような」というところから、通常のスプレー塗料には違いないようです。
染めQの多彩なカラーバリエーション
染めQにはこれだけの色があります。
ほんと素晴らしいですね…!ちょっとくらい色が違っても、重ね塗りをしていくうちにまさにそのスプレー缶の色になるので問題なさそうです。
染めQの使い方
ホームページを読み進めると、使用方法が書いてあります。
使用方法(抜粋)
- 油分やほこり等の汚れを落として乾燥させる。
- マスキングをしっかり行う。
- 使用前に1分ほど良く振って中身を攪拌する。
- 程度の間隔を取り、手を素早く動かし、薄く色付く程度にスプレーする。
- 3分ほど乾燥時間を取り、上下左右いろいろな角度からお好みの色になるまで薄く塗り重ねる。
- ムラや割れ、剥がれの原因になるので、一度に厚くスプレーしたり、塗装面とスプレーとの距離が 30cm 以上離れ過ぎないように注意する。
- 30分以上乾燥させる。
- 使用は24時間以上経過してから行う。
通常のスプレーと大きく異なるのは
- かなり至近距離でスプレーすること
- 乾燥時間が超早いこと
- 重ね塗りを前提としていること
です。
基本はこの染めQで、オプション品には以下のようなものがあるようです。
- 【染めQクリーナー】スプレー前の汚れ落とし材
- 【染めQ保護ツヤダシ】ツヤと耐久性が増す仕上げ材
- 【染めQプライマー】硬質な素材にスプレーする場合に密着度を高める
- 【染めQベースコート】濃い色の上に薄い色を乗せたい場合使用する
粒子が細かいということで多少の凹凸面でも簡単に染められるようです。
特に革製品にも使えるというのは驚きです。
他、細かい凹凸のある布製品でも、のっぺりとした仕上がりではなく
素材感をしっかり残して「染め上げる」ように仕上がるとのこと。
染めQを使用する前の準備
染めQを使用するときは必ず換気ができる場所で行ってください。
風呂場や玄関等で行ってしまうと、ガスが充満してしまって健康を害す危険があります。
準備するものは下記のとおりです。
- 染めQ本体
- マスキングテープ(塗りたくない場所を隠す)
- 新聞紙(色移りを防ぐ)
- マスク(ガスを吸い込まないように)
塗装前に本来であれば脱脂が必要です。
シリコンオフクリーナーもしくは染めQクリーナーがあれば一番良いです。
私はキッチンペーパーに台所用のアルコールを吹きかけて吹くことで代用しました。
染めQを使ったスニーカー・靴の染め方
準備ができたところで早速染め方を紹介していきましょう。
再度申し上げますが、染めQを使用する際は換気のできる屋外で行ってください。
染める物 コンバースオールスター(スニーカー)
今回染めるのはコンバースオールスターです。
キャンバス生地は足なじみが良く、その風合いから大変人気です。
オールスターはもともとバスケットシューズとして開発され、1970年代に爆発的な人気を誇ったスニーカーです。
今やおしゃれファッションの定番アイテムとなってきましたね。
今回つかうコンバースはコレ。
大学時代に買った一足。大事に履いていたがキャンパス地は退色し白やけた感じに。
全体的にもくたっとしています。
見事に白いですね。
色落ちしてあまりかっこよくありません。
かかとはそれほど減っていませんが
やはり見た目の印象から履かなくなってしまいました。
でももったいなくて捨てられない。
靴1足を染めるためには染めQ264ml缶1本が必要
後述しますが、染めQでは重ね塗りが基本なので、結構な量の塗料が必要になります。
おおよそですが、スニーカー1足を染め上げるのに必要な量は大きいサイズの缶1本分です。
安いからといって70ml缶を買っても間違いなく足りませんのでご注意ください。
手順1.靴表面のほこりや油分を取り除いてきれいにする
まず、染める前に靴の表面についたほこり・汚れ・油分をきれいに取り除きましょう。
これをしないと塗料ののりが悪くなってしまいます。
スウェード生地のパンプス等洗うことが難しいものは、スウェード専用の汚れ落としの方法があります。
スニーカーに関してはバケツに入れてみずを張って洗いましょう。
スニーカーを洗う際は靴ひもをすべて外し、ぬるま湯に洗濯用洗剤を少量溶かして、靴用のブラシでごしごし洗いましょう。
手順2.しっかりと乾燥させてから脱脂してまた乾燥させる
スニーカーを洗った後はしっかりと乾燥させましょう。
夏場は気温が高いので、屋外で陰干しすると1日で乾くでしょう。
それ以外のシーズンであればコインランドリーの靴乾燥機を使うと早く乾きます。
浴室乾燥機があるおうちではそれを使った方が早いでしょう。
水分が残っていると塗料の乗りが悪くなってしまうのでしっかりと乾かしましょう。
※靴ひもは最後につけるのでまだつけません。
乾燥後、シリコンオフクリーナーもしくはアルコールを染み込ませたキッチンペーパーでよく拭いて脱脂します。
その後、また乾かしましょう。
手順3.染めたくないところをしっかりとマスキングする
この作業が一番重要です。
染めたくないところにマスキングテープを張って、余分なところが染まらないようにしましょう。
特に染めたい部分を染めたくない部分が接しているところは、マスキングテープが少しでも浮いているとその部分がそっ待ってしまうため、しっかりと密着させましょう。
(※私のコンバースオールスターの場合は靴もソールもすべて黒だったため、あえてマスキングテープは張らずにすべて染めました。)
また、靴やパンプスの中も同様に染まってしまうため、可能な限り新聞紙を詰めて染まらないようにしたり
細かい装飾がある場合は外すか、細かくマスキングテープを張りましょう。
マスキングテープをしっかり張ることが一番仕上がりに差が出てくる部分です。
手順4.染めるもの(スニーカー)をある程度高いところに置く
床や地面に染める対象を置くことはあまりお勧めできません。
スプレー塗料の吹き付け角度が一定にならないことと、塗りムラが確かめにくいからです。
面倒でも、段ボール等の少し高さがあるものの上に置いた方が良いでしょう。
手順5.染める前に染めQを40度~50度のお湯につける
スプレー缶は、ガスの圧力で中に入っている塗料を押し出して噴霧しています。
ただ、圧力が低いと塗料がダマになってしまうことが多く塗りムラの原因となりやすいです。
これを防ぐために予め40度~50度のお湯に5分ほどつけておきます。
こうすることで間の内部の圧力が上がり、より細かく効率的にスプレーすることが出来ます。
手順6.靴を染めQで塗装する
吹き付ける時のポイントは以下のとおりです。
- 対象物から10~15cm程度離してスプレーする
- 塗料皮膜を薄くミルフィーユのように重ね塗りするイメージ
一度のスプレーで色はそこまでつきません。
色を付けようと同じ場所に噴射し続けるとムラになります。
薄く素早く吹き付ける→2分ほど乾燥させて再度吹き付ける
という工程を繰り返すことで塗装被膜が何重にもなり、きれいに染め上げることが出来ます。
※特に靴の色をスプレーで変える場合は何重にも色を重ねる必要があります。
好みの色合いになるまでこの工程を何度も繰り返しましょう。
私は黒→黒でしたが6回ほど重ねて塗りました。
染めQを使って染めたスニーカーリメイクの仕上がりをチェック!
以上、染める手順を解説してきました。
早速手順に沿って染めたスニーカーの仕上がりを確認しましょう。
<Before>
これが染める前ですね。色落ちして黒がぼやけてしまっています。
<After>
すごく自然に真っ黒になりました。
今回はキャンバス生地だけでなく、ゴム製のソールやロゴ、金属製のシューホールも一緒に塗りました。
素材が布地以外でもしっかりと染まっていることがわかるでしょう。
非常に満足いく仕上がりです。
もはや新品と言っても過言ではないでしょう(笑)
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染めるQで染めると素材の質感が変わってしまうデメリット
染めQで染める前に知っておかなくてはいけないのは、染めてしまうと素材の質感が変わってしまうということです。
若干ではありますが、生地が硬くごわついてしまいます。
常に肌に触れる場所の塗装は避けた方良いかもしれません。
まとめ
染めQで何かを染めるためには
- マスキングテープをしっかり張り付ける
- スプレーをする前は圧力を上げるためにぬるま湯につける
- 重ね塗りが基本のため、薄く手早くスプレーする
ということが必要です。
また、靴1足を染めるには264ml缶1本が目安となるので、小さいものは買わないようにしましょう。
また、塗るときは屋内ではなく、換気ができる屋外で作業をすることをお勧めします。
万能スプレー染めQ、一度試してみてはいかがでしょうか。
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この記事の著者|Ryosuke Kawamura
GreenEchoes Studio代表/GreenTimesライター
新潟市中央区にあるWEBサイト運営事業「グリーンエコーズスタジオ」の代表をしています。
このサイトはすべて代表である河村の趣味であるブーツを徹底的にレビューしています。
- 運営企業:GreenEchoesStudio
- 連絡先:info@greenechoes-studio.com
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