ダナーをはじめ、ブーツの手入れは様々あります。
ミンクオイル、マスタングペーストなどなど。
履きこんでいく中で避けられないのが傷です。
多少の傷であれば味として楽しむことも可能ですが
大きなものはやはり補修したいもの。
本日はダナー マウンテンライトを題材に補修方法をと解説します。
お気に入りの革靴に傷
ダナーマウンテンライトです。
不意にぶつけてで右のトゥに傷がついてしまいました。
傷も味のうちだ!なんていいますが
手入れもせずに汚れたボロボロの靴はいただけません。
女の子からしてみたら 不潔 の一言でバッサリです。
そんなマウンテンライトを自分で補修してみます。
用意するもの
補色材は靴の色にあったものを用意します。
本当はアドカラーを何色か混ぜれば良いのですが、技術と費用がかかるので
今回はぴったりの色だったレザリアンカラーリペアのコーヒーを使用しました。
補修その1 凹凸になった部分を削る
まずはえぐれてギザギザになってしまった部分を削って平らにならします。
最初は粗目のサンドペーパーで削っていきます。
見た目はさらに悪化していますがこれは仕方ありません。
今回は傷は浅かったので樹脂剤はいりませんでした。
傷が深い場合は
・アドペーストと補色材をよく混ぜる
・溝に塗り込む→硬化するのを待つ
・表面をやすりで整える
という過程を踏みます。
サンドペーパーに少量水を垂らして削り、さらに滑らかにします。
私の場合は若干水が多すぎました。
水染みが不安な人は水は垂らさないでも大丈夫です。
乾きました。
補修その2 色を入れていく
表面が滑らかになったところで色を入れていきます。
ここでは慎重に絵筆にクリームをとってやさしく色を置くようにします。
おすすめはナイロン筆です。
薄く塗って乾かしてを繰り返して重ね塗りをするときれいに仕上がります。
補色後です。やや凹凸がありますが傷は完全に隠れました。
乾かした後に豚毛ブラシとウエスで優しく磨いていきます。
こうすることで周囲とのなじみがよくなり、光沢が出ます。
無事にあとは消えました。
私の場合はこの後、デリケートクリームとシュークリームで仕上げました。
仕上がりはこちら
アップ
若干補修後は見えますがほぼ分からないくらいまで補修することができました。
まとめ
意外にも簡単に補修ができることが分かりましたでしょうか。
黒のビジネスシューズの場合はもっと簡単です。
この靴のように茶系統のものは補色材を吟味するのが大変かもしれません。
補色材にも顔料系と染料系の2種類があります。
染料は字のごとく染み込む。
顔料は上に乗っかるようなイメージです。
顔料系のものは革自体には染みこまないので、色が落ちてくる可能性があります。
ぴったりの色が合えば染料も多く使っているレザーコンシーラーがおすすめです。
革靴の管理は意外にも面倒です。
しかし、革というのは履きこむほどに革が伸びて自分の足の形に変わってきます。
最初は履きにくかった革靴も、いつの間にか自分の足になじむようになってきます。
そうなればもう病みつきになってしまいます。
加えて革靴はスニーカーと違って靴底の交換が可能なものが多いです。
大事に履けば10年も20年も履くことができます。
あなたの大事な革靴、手塩にかけて育ててみませんか。
ダナー製品の問い合わせは下記からお願いします。
(問)ダナーインフォメーション Tel:03-3476-5661 http://jp.danner.com/index.html
この記事の著者|Ryosuke Kawamura
GreenEchoes Studio代表/GreenTimesライター
新潟市中央区にあるWEBサイト運営事業「グリーンエコーズスタジオ」の代表をしています。
このサイトはすべて代表である河村の趣味であるブーツを徹底的にレビューしています。
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